マインドセット 1
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昨年末の締めくくりに「1月3日からブログ再開」と書いて終わったのですが、年齢的なものもあるのでしょう、頭の中ではなぜか「1月4日から」と思い込んでいました。
予告通りに再開できませんでした。年初からこの調子で、1年間ブログを更新し続けられるのか、少し心配になりましたが、気を取り直して書いていきたいと思います。
さて、ストレスの話ですが、
「ストレスは健康に悪いと思い込んだ場合に限ってストレスは有害になる」
とスタートした、、ケリー・マクゴニガル氏の著書
ですが、実例や新しい用語を用いてわかりやすく説明しています。
もくじ
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マインドセット
マインドセットという言葉があります。
和製英語ではなく辞書で引くことができます。
weblio辞書によると
自身の習性として根付いたものの見方や考え方
先入観・信念・判断基準・無意識の思い込み等の思考の傾向を指しています。
心理学的にはプラス思考や行動につながる先入観をグロース・マインドセット:growth mindset、マイナス思考や行動につながる先入観をフィックスト・マインドセット:fixed mindsetと分けている。
と書かれています。
この言葉についてケリー氏はマインドセットについて
…………、あなたの現実を形作る考え方のことで、眼に見えるような体の反応にも影響を及ぼします。
それだけでなく、マインドセットは長期的な健康や、幸福感や、成功にも影響します。さらに重要なことに、考え方を変えるための簡単な介入実験にたった一度参加するだけでそのあと何年にもわたって、参加者の健康状態や幸福感が向上し、成功する可能性が高くなることが、科学の新しい分野であるマインドセットの研究によって、明らかになっています。
と説明しています。
マインドセット、なんとなく理解できたような気がしていますが、いい意味での「先入観を決める」または「心の中に価値観を設定する」といったニュアンスでしょうか。
本の中の説明だけではわかりづらかったので、weblio辞書で調べてみました。
さらにわかりやすい表現がありましたら、是非投稿してお知らせいただければ嬉しいです。
この本で紹介されている次の実験でさらに意味がわかってくるのではないでしょうか。
全米7つのホテルの客室係の実験
こんな実験が行われたようです。
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実験
コロンビア大学ビジネススクール行動研究所 心理学者アリア・クラムの実験
- 考え方が健康状態と体重に及ぼす影響の研究のための実験
- 全米の7つのホテルで客室係から参加者を募集
※客室係の業務は運動量が多く、1時間に300キロカロリー消費する。これはウエイ
トリフティングや、水中エアロビクス、時速5.6キロ程度のウォーキングになどに匹敵
する運動量
※一方、会議に出席する、パソコンに向かって作業をするなどのオフィスワークでは、1
時間当たりのカロリー消費量は約100キロカロリーに過ぎない
- 実験前調査
・実験に参加した女性客室係の3分の2の人たちは
「定期的な運動をしていない」と回答
・残り3分の1の女性たちは
「まったく運動していない」と回答
・参加者たちの
血圧
体重
は、座りっぱなしの生活をしている人と変わりなかった
(=平均的に、血圧が高く、ウエスト・ヒップ比が肥満傾向にあり、体重も肥満傾向にあった)
⬇︎実験開始
- 第1グループ 4つのホテルの客室係
・客室係の業務は立派な運動になることを示すポスターを休憩室に掲示する
・ベッドメイキングでマットレスを持ち上げる、床に落ちているタオルを拾う、荷物
が満載のカートを押すには体力が必要でエネルギーを使うことを示すため、ポス
ターに行動別カロリー消費量を掲載した
・ポスターの内容を15分間、プレゼンテーションした
・プレゼンテーションでは「客室係の運動量は明らかに、公衆衛生局長官による推
奨運動量の基準に達しているか、むしろ上回るほどであり、活動的な生活による健
康効果が期待できるはずだ」と説明した。
- 第2グループ 残り3つのホテルの客室係
・実験の対称群
・「健康のために運動がいかに重要か」を説明したが、客室係の業務が立派な運動に
なることは伝えなかった
⬇︎結果
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結果まで書きたかったのですが、長くなりそうなので、続きは明日書きたいと思います。
今日の2021(令和3年)初ブログを読んだ方は、結果を予想してみておいて、明日のブログも読んでいただければと思います。
本日はここまで。