イントロダクション 2
私たちが「ストレスだよねー」と使う「ストレス」あなたはなんと定義しますか?
- 嫌に感じること
- 不安にさせるもの
- イライラさせるもの
私はそんなイメージを持っています。
ただ、面と向かって「ストレスとはなんですか?」と問いかけられたら、あなたは何と答えますか?
もくじ
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ケリー・マクゴニガル氏はその著書
で、ストレスという言葉の一つの考え方を示しています。
どうでもいいことにはストレスを感じない
この言葉が本の中で見出しに使われていますが、なるほど、納得いきます。
ただ、もう少し踏み込んで示しています。
こう言っています。
「ストレスとは、自分にとって大切のものが脅(おびや)かされたときに生じるものである」
ストレスという言葉をこのように広く定義すれば、交通渋滞によるイライラにも、愛する人を亡くした悲しみにも当てはまります。ストレスで悩んでいるときに浮かんでくる考えや、感情や、体の反応にも当てはまるでしょう。ストレスを感じる状況への対処の仕方にも当てはまります。
さらにこの定義からは、ストレスのある重要な側面が見えてきます。すなわち、「ストレスと意義とは密接な関係にある」ということです。どうでもいいことに関しては、ストレスは感じませんし、有意義な人生を送りたいと思ったら、ある程度のストレスは付きものです。
ケリー氏は、このイントロダクションの後、魔法めいた事実を書き記していますが、それについては来年書いていきたいと思います。
まずは「ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされたときに生じるものである」というケリー氏が示した定義にしたがって、身の回りのストレスで見つけられる「あなたにとっての大切なもの」がなんであるか探してみましょう。
明日は大晦日。
お正月の間にストレスを感じることがあるでしょうか。
その時あなたにとって大切なものは何でしょうか。
ストレスの対処法はこれから先書いていくことになりますが、一度ストレスと向き合ってみましょう。
この本では、たくさんのストレスに関する事例ー興味深い運動の事例もありますーと、ストレスを見直すエクササイズ、ストレスを力に変えるエクササイズが具体的に紹介してあります。
自分にぴったり当てはまる事例もあるかもしれません。
また、事例を知って、自分なりの対処法が見つかるかもしれません。
今日は少し短くなりました。つづきは、来年のブログで。
10月から始めたブログですが、2020年は本日まで、2021年は1月3日から書き始めたいと思います。
良いお年をお迎えください。
コロナが落ち着いて平安が訪れますように。