価値観を思い出させるアイテム
昨日は予報より早く天気が回復して、運動ができました。
今日も運動をしたので、この数日間は休みなく運動できています。
明日までは天気がもちそうです。
運動に小さな目標ができて、楽しく取り組んでいます。
引き続き、ケリー・マクゴニガル私の著書を進めていきます。
もくじ
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価値観を思い出させるアイテムを持つ
ケリー・マクゴニガル氏は
「ストレスを感じたときに自分にとって大切な価値観を思い出すと、困難な状況に対処しやすくなる」
と言います。
価値観を思い出しやすくするため、次のような研究・実験が行われています。
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◾︎カナダ オンタリオ州 ウォータールー大学の研究
- 研究参加者に「価値観を忘れずに」と書いたブレスレットを配布した
◾︎スタンフォード大学で行われた実験
- 実験参加者にキーホルダーが配布された
- キーホルダーの中には小さな紙片が入っていて、そこに自分にとって大切な価値観を書いておく
◾︎スタンフォード大学の「ストレスの新しい化学」(ケリー氏の講座)
- 受講生全員に価値観を忘れないためのブレスレットを配布している
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どの研究、実験でも、自分の価値観を紙に書き出してみるエクササイズよりも、「価値観を思い出させるグッズを身につける」ことの方がとても効果的だったとのことです。
「効果的だった」実例をケリー氏が紹介しています。
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ケリー氏への受講生からのメール
- 受講生のミリアムがブレスレットがとても役立っていると報告
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- 夫のジョーが記憶力の低下からアルツハイマー病の初期段階にあるらしいことがわかった
- 思いがけない認知低下の兆候にジョーもミリアムも不安になった
- ミリアムもジョーも価値観のエクササイズを行なった
- ミリアムが選んだ最も大切な価値観は「忍耐」
- ジョーが選んだ最も大切な価値観は「ユーモア」「誠実」
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- ミリアムは何度も「忍耐」を思い出して行動に移すことができた
- 夫のジョーが自分の価値観を心の支えにがんばっている姿を見てミリアムは励まされた
- 夫のジョーがなくした携帯電話を、ミリアムが冷蔵庫の中で見つけたとき、ジョーが「そんなところに置いた覚えはないんだけどなあ」と言いながらおどけた
- そのおかげで2人ともストレスから救われて気分が楽になった
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というものです。
ケリー氏がこう綴っています。
ミリアムとジョーの場合、ストレスを避けるのは無理な話で、現実を否定しても仕方ありません。状況をどうにかしたくても、自分たちの手には追えません。しかし、大切な価値観を思い出すことで、少なくともひとつは、、自分自身でコントロールできることがあります。ストレスを減らしたり、なくしたりできないときでも、自分がストレスに対してどう反応するかは自分で選べるからです。
あなたの価値観を思い出すことは、ストレスを力に変えるのに役立ちます––––ストレスが「自分の意思に反して身に降りかかってくるもの」から、「いちばん大切なことを再認識し、心に深くとめる機会」へと変化するのです。
あなたもぜひ、いちばん大切な価値観を思い出すためのものを作ってみましょう。ブレスレットやキーホルダーに限らず、パソコンのモニターに付箋を貼り付けたり、携帯電話にステッカーを貼ったりするのもいい方法です。
ストレスを感じたらいつでも、あなたの大切な価値観を思い出し、それにしたがって、いま自分にはなにができるだろう、と考えてみましょう。
夫婦でストレスについて取り組んでいる姿は微笑ましいですね。
ストレスへの理解が1人でも多くの人に広まって、近しい人たちの間で気軽に語り合える日が来ると、社会に力が溢れてくる気がします。
この本のタイトル––––「ストレスを力に変える教科書」––––の通りの実例はとても参考になりました。
価値観を書き出す––––自分が選んだ価値観を、自分の手を動かして書く(出力する)、自分の書いた字を目で見る––––ことによって価値観が視覚的にも感覚的(手)にも頭に書き込まれるということなのでしょうが、もっと効果的なものは、価値観を思い起こさせるものを身につけるということ、ということを学んだ気がします。
スマホの待受画面でも、パソコンのデスクトップの画面でも、応用が効きそうですね。
私は今、日記の表紙裏に私が選んだ価値観を書き込んで、毎日見るようにしています。
ページを開けないと見れないので、もう少し工夫が必要そうです。工夫を続けながら、得られる効果を、自分自身で探っていこうと思っています。
今日はこの辺りまで。