Hayama Ranのブログ

読んでメリハリボディをつくる

あるプログラム

雨が降りそうな予報が先日から出ていましたが、今日は降りませんでした。

日も長くなって、ちょっぴり欲張って運動時間を長くしています。

雨で、お休みの日があったり、ちょうど運動する時間に外出があったりと適度に休みを挟んでいましたが、今週は違いました。

 

雨が降るだろうからと続けて運動していたら、雨が降らないので1週間運動し続けました。

ちゃんと強弱をつけているつもりです。

苦にならず、取り組めているのでいい運動ができていると思います。

 

今日も、ケリー・マクゴニガル氏の著書、

 

を進めていきます。 

 

医療従事者の方々は、コロナで大変なストレスを受けていることと思います。改めて感謝申し上げます。

日頃からストレスの多い仕事と思われますが、それに増して、コロナの感染予防で、病院内、私生活でご苦労が多いのではないでしょうか。

 

今日は、医療従事者のストレスについてのブログです。

 

 

 

もくじ

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医療従事者の燃え尽き症候群バーンアウト

 

医療従事者の方々は、職務上、患者の痛み、苦しみ、時には死に向き合う仕事です。もし、いまこの瞬間、私の家族が突然痛みを訴え、気を失ったとしたら、狼狽えすぐに何をしていいのか、迷ってしまうにちがいありません。

今の日常に、人の苦しみや痛みに向き合うことがないためです。

 

多くの医師の方は

  • 感情をシャットダウン

して、患者の痛み、苦しみ、死に向き合うように訓練されています。

それは、医師本人が、精神的に参ってしまわないようにするためです。

医師たちが「自分を守る」ため「感情をシャットダウン」するようになると、今度は、医師たちは、だんだん

  • 患者のことをモノや医療措置の一部のごとくみなす

ようになり、

そして、

  • 患者たちの苦しみに巻き込まれないようにしていると、仕事に深い意味を見出すことができなくなる

ため、最終的に、仕事に深い意味を見出すことができなくなり、燃え尽き症候群バーンアウトになりやすくなるというのです。

 

このことは、医療従事者に限らず、司法関係者、ソーシャルワーカー、教育者、子育て中の親、介護士、聖職者にも同様の傾向があるといいます。

 ケリー氏はこう述べています。

…。これらの職務は非常に大変かもしれませんが、深い意味を見出せる仕事でもあります。けれども心理的なバリアを築いて、ストレスから身を守ろうとすると、目的意識や満足感を見出すことができなくなる可能性があるのです。

 

あるプログラム

医療従事者の燃え尽き症候群バーンアウトを軽減するため、開発されたプログラムがあります。

さて、どんなプログラムでしょう。

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プログラムの内容

 

■開発 ロチェスター大学医科歯科校

  • 内科医 マイケル・S・クラスナー
  • 家庭医学、精神科、腫瘍学教授 ロナルド・M・エプスタイン

の二人によって開発

 

次のように指導した

  • どんなにつらいときでも、苦しんでいる患者にしっかりと寄り添う
  • 苦しみに巻き込まれるのを避けようとせず、苦しみの中にこそ意味を見出せることを受け入れる
  • 最も重要なのは、仲間の医師たちとコミュニティを形成し、自分たちの仕事に意味を見出すための考え方を分かち合い、支えあう

        ⇩方法

  • 1回/週、2時間、少人数の医師たちが集まる

まず、

  • マインドフルネスの練習

…。多くの人の考えとは裏腹に、マインドフルネスというのは、リラックスしたり、その日のストレスを忘れたりすることではありません。マインドフルネスとは、自分の中に湧き起ってくる考えや、感情や、感覚に注意を払い、受け入れることです。

 もし悲しい気分だったら、悲しい気持ちをふり払おうとしたり、無理に楽しいことを考えたりしないでください。体にストレス反応が表れていた方が、、心が開かれた状態でいられるからです。普段よりも感受性が豊かになり、周りの人や周囲の環境に対しても敏感になります。

 そのように心が開かれた状態は役に立つ一方で、感情が押し寄せて圧倒されてしまう場合もあります。心が開かれた状態で誰かの苦しみを目の当たりにすると、多くの人は感情をシャットダウンしたい衝動にかられます。それで気を紛らわしたり、距離を置いたり、お酒を飲んだりするのです。マインドフルネスのエクササイズは、自分の感覚や感情をシャットダウンしたりせずに、心が開かれた状態を保つための練習と言えます。

         ⇩

  • 医師たちがストーリーを語る
  • テーマは毎回変わる
  • まず、最初の数分間で各医師が、紹介したい体験談を紙にまとめる

        ⇩

  • 小さなグループに分かれ、一人ずつ体験談を語る

        ⇩

  聞き手の役割1

   相手の話にじっくりと耳を傾ける(=傾聴する)

   同時に自分がその話にどう影響を受けているか観察する

  聞き手の役割2

   話し手がその経験に意味を見出せるように、次の質問をする

   ・「その経験が忘れがたいのはなぜですか

   ・「その時にどんなことをしたのが役に立ちましたか

   ・「自分自身について、どんなことを学びましたか

         ⇩

  • このプログラムで学んだ「傾聴のスキル」は普段の医療業務でも応用するよう推奨される

※診療を手短に済ませたり、感情をシャットダウンしない

※目の前の患者さんやご家族が何を伝えようとしているのか、相手の言葉にしっかりと耳を傾け、思いを感じるようにする

※視線を合わせ、患者さんやご家族に全神経を集中させる

※患者さんの経験に対する理解を深めるために、時々質問をする以外は、相手の話を遮らないようにする

        ⇩

第1回の参加者70名の医師は

  • 最初の2か月は1回/週
  • 後の10か月は1回/月

集まって、このプログラムを行った

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と、ここまでがプログラムの内容です。

 

プログラムの説明にたくさん文字を使いました。

何とか内容が分かるでしょうか?

 

さて、結果はどうだったのでしょうか。

続きはまた、次のブログで。