プログラムの結果
週の初め、天気がいいと気分が上がりますね。
少しだけ肌寒かったのですが、いつも通り公園で運動しました。
道具を使って運動していますが、
公園より少し近くにある広場でも運動できることがわかりました。
明日か、それ以降試してみます。
楽しみです。
さて、本日も
の続きを進めていきます。
前回のブログで、
医療従事者、特に医師の方のストレスに対して開発されたプログラムを紹介しました。
長期にわたる12ヶ月のプログラムでした。
さて、その結果は?
もくじ
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燃え尽き症候群(=バーンアウト)軽減プログラム参加者たちの経過
このプログラムの参加者たちは、プログラムに参加してどうなったのでしょうか。
参加者たちのバーンアウトの症状は著しく緩和されていました。
とケリー氏は述べています。
わかりやすく箇条書きで成果を並べてみます。
- 仕事のせいで精神的に疲れ果てることが減り、朝起きた時に「また今日も仕事か」と思ってうんざりすることが減った
- 以前よりも自分の仕事に満足感を覚え「医学の道に進んだのを後悔している」などと言わないようになった
- 医師たちはストレスを感じても、以前のように孤独だと思わないようになった
という良い結果につながったようです。
メンタルヘルスのスコア––––詳しくは、書かれていませんが––––がアンケートの回答によって調査されていたようです。
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- 一般成人の男性平均=15、一般成人の女性平均=20
プログラム開始時
- 医師の男女平均スコア=30
8週間後
- 医師の男女平均スコア=15(対プログラム開始時-15)
1年後
- 医師の男女平均スコア=11(対プログラム開始時-19)
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ケリー氏は、「劇的に改善した」と評価して、
––––医師たちは以前と同じストレスの多い仕事を続けながらも、精神的にきわめて健康になっていたのです。
さらに医師たちは、患者に対する思いやりが以前よりも深まったのを感じました。難しい症例にも憤りを感じたりせず、興味を持って取り組めるようになりました。苦しんでいる患者とともに時間を過ごすときも、打ちのめされたりせずに、感謝の念をおぼえるようになりました。
医師として働く以上は避けようのない苦しみに心を開いたことで、医師たちは再び苦しみの中にも意味を見出せるようになりました。この方法は、私たちが一般的に考えているストレスマネジメントの方法とは異なります。医師たちはストレスを減らそうとするのではなく、受け入れたのです。苦しみにはストレスを感じると同時に、苦しみの中にこそ深い意味を見出すことができるので、苦しみを感じないようにしたところで、問題は解決しません。それよりも、ストレスを感じることにしっかりと向き合って、そこに意味を見出すことができれば、ストレスの原因だったものが力に変わり、むしろ心のよりどころになります。
(勝手ながら、大切だと思われるところを太字にしました)
まとめ
「ストレスをかけすぎないように……」「ストレスにならないように……」とよく使いますが、ストレスを深く掘り下げていくと、「ストレスを受け入れる」ということが1番のストレス対処法だということだということがわかりました。
受け入れ方は、
「ストレスを感じている」という自覚:ストレスの受け入れ
⬇︎
「このストレスには意味がある」ということを考える:ストレスへの意味づけ
⬇︎
「親しい人や同じ目的意識の人との共有」:他の人との共有
という気がします。
ストレスについて、「深掘り」できる環境が周りにあるといいですね。きっと社会が生き生きと回り始める気がします。
「ストレスマネジメント」という言葉を耳にすることがあります。正しい意味合いがあると思いますが、耳から入ってくるこの言葉のイメージは、「ストレスをいかに避けるか」といったイメージを受けます。
ケリー氏の言葉や、このプログラムを学んでいくと、ストレスマネジメントは「ストレス活用術」と言い換えた方が良い気がします。
ストレスの取り扱いを正しく行うと、今までのストレスはやりがいに繋がり、心を豊かにしてくれそうです。
今日はこの辺りまで、続きはまた次のブログで。