エクササイズ!
天気が良い1日でした。
でも今日の夜からは雨の予報でしたので、
早めに運動に出かけました。
風が強く、遊んでいる子供はいませんでした。
今日はお休み予定でしたが、明日は雨の予報でしたので、繰り上げて運動しました。
今日は脳トレの日。
バスケットボールを2個同時にドリブルエクササイズするといったものです。
集中していないと、あちこちボールが逃げていきます。
集中力は長く持たないので、休憩の方が長くなるのですが、短い時間に集中して取り組むよう心がけています。
今日もケリー・マクゴニガル氏の著書、
を進めていきます。
前回のブログで
- 自分の大切な価値観を書いてみる
- その価値観に従って行なったことを日記に書いてみる
日記が苦手なら、一度だけ
- 価値観をリストアップして、書いてみる
だけでも、マインドセットが行われ、健康状態や精神状態がストレスに負けないようになると書きました。
その理由をケリー氏が説明しています。
もくじ
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
強力なマインドセット
なぜ、たった1回、わずか10分くらいのマインドセット介入で心の持ちようが変わり、健康状態まで改善し、それが何年経っても持続するのでしょうか。
ケリー氏はこの本の中で、スタンフォード大学の研究の結論を取り上げています。
………………………………………………………………
研究
スタンフォード大学の心理学者 ジェフリー・コーエンとデイヴィッド・シャーマンが、過去15年間に行われたマインドセット介入に関する研究を分析した
⬇︎結論
自分の価値観を書くことが効果的なのは
- ストレスを感じた経験についての考え方が変わり、対処できる自信がつくため
と結論づけた
………………………………………………………………
と述べています。
ケリー氏が解説している記述を箇条書きにしてみるとこうなります。
- 人は自分の価値観をしっかり持つようになると、
⬇︎
- 自分の努力と周囲からの助けによって状況を改善できると思えるようになる
⬇︎
- 自分から積極的に行動を起こせるようになり、先送りや否定といった回避的な対処方法を取らないようになる
- 逆境が訪れても、苦しい状況がずっと続くわけではないと考え、「こんなことになったのは自分がダメ人間だからだ」とか「もう人生おしまいだ」などとは思わなくなる
⬇︎これらの新しいマインドセットが定着すると……
- 自分のことを、困難を克服できる人間だと思うようになる
- 「自分ならできる」と自分に語りかけるようになる
- 「自分には逆境に負けない強さがある」「辛い経験をばねに成長できる」と思うようになる
- 困難を避けずに向き合おうとするようになる
- 厳しい状況においても意味を見出せるようになる
これだけポジティブに考えられるように変われるのであれば、毎日の日記が無理だとしても、1回、10分程度の価値観の書き出し(=リストアップ)はとても価値があるように思います。
エクササイズ
自分にとって、何に価値観を持っているか、いきなり「考えて!」と言われても、思いつかない人も多いのではないでしょうか。
そこで、ケリー氏は価値観リストを作って、価値観を見つけやすくしてくれています。そしてエクササイズを紹介しています。
興味がある方は、ぜひ取り組んでみてください。
………………………………………………………………
エクササイズ
次にあげた価値観の中であなたにとって特に大切なものを選んでください。リストにないものを思いついたらそれを書いてください。
- 度量
- アートや音楽
- チャレンジ
- コミュニティ
- 協力
- 好奇心
- 効率性
- 倫理的行動
- 信仰/宗教
- 友情
- 感謝
- 調和
- 誠実
- 独立
- 相互扶助
- 生涯学習
- マインドフルネス
- 忍耐
- 説明責任
- 運動競技
- 連携
- 思いやり
- 勇気
- 規律
- 情熱
- 優秀
- 家族
- 楽しみ
- 幸福
- 健康
- 名誉
- 確信
- 喜び
- 愛
- 自然
- 平和/非暴力
- 冒険
- お祝い
- 有言実行
- 能力
- 創造性
- 発見
- 平等
- 公正
- 自由
- 寛容
- 勤勉
- 人助け
- ユーモア
- 品位
- リーダーシップ
- 忠実
- 率直
- 個人的成長
- ペット/動物
- 実用主義
- 機知に富む
- 質素倹約
- 信用
- 政治
- 問題解決
- 自分への思いやり
- 強さ
- 意欲
- プラスの影響
- 信頼性
- 自立
- 伝統
- 知恵
⬇︎
いくつも選んでいいが、最終的にはあなたにとって最も重要な価値観を3つ選ぶ
⬇︎
選んだ3つの価値観が大切だと思う理由を10分間で書く
⬇︎
その価値観のために今日どんなことをしたかを書く
………………………………………………………………
直感的にビビッときたものを選んでいけばいいのだと思います。
私は
- 度量
- 勇気
- ユーモア
でした。
これは、時間が経つと変わってくるのではないかと思います。年末年始、誕生日など少し特別な日に再度エクササイズしてみるのも良いかもしれませんね。
さて、このエクササイズにはケリー氏がアドバイスを付け加えています。
これを書くときにいまストレスを感じていることについては何も書かなかったとしても、この10分間で日常のストレスに向き合うあなたの態度は変わります。ほかのふたつの価値観についても、また時間を設けて同じようにかいてみたり、とくにストレスを感じてつらいときに、このエクササイズをもう一度やってみたりするのも良い方法です。
授業でこのエクササイズを行うと、「価値観を選ぶのが難しい」という学生がいます。自分の価値観を認識する方法がわからないか、絞り込めないのです。
そういう場合、念頭において欲しいのは、「価値観には、自分が大切に思っているものが反映されている」ということです。このエクササイズを行うと、あなたがいま何を重要だと思い、どんなことに意味を感じているかがわかります。
…………
このエクササイズで価値観を選ぶときに、あなたがその点において優れているかどうかは関係ありません。あなたにとってなぜその価値観が重要なのか、他人が納得するかどうかも関係ありません。価値観というのは、自分にとってしっくりくるものや、自分が身につけたいと思うものです。
難しく感じた人は、このアドバイスをもとにエクササイズをしてみてください。
まさか、ストレスの話から、価値観を探るエクササイズに至るとは思いませんでした。
しかし、価値観を心の中心に据えると、ストレスの受け止め方が変わってくるというのならとても大切な作業のように思います。
あなたの心の中奥深くにある、価値観。
価値観を持っているのだけれど、煩雑な日常に押しやられて、心の片隅に追いやられていた価値観を、心の真ん中に引っ張り出す作業をこのエクササイズでやっているのだと思います。
このエクササイズをぜひ試してみてください。自分の中の価値観を、客観的に知る良い機会だと思います。
今日はこの辺りまで、つづきは次のブログで。