退屈は危険?
今日も良い天気でした。日中の気温が高くなりましたね。
郵便局まで自転車で行きましたが、例の通り、下り坂です。部分的には50km/hくらいで下りました。
今まで、切れるような冷たさが、頬に感じられてましたが、今日はウインドブレーカーの下はTシャツ1枚で、頬にあたる風は爽やかでした。
花粉症の人はこれからスギ花粉が増えてくるとの予報です。
コロナ対策に加えて花粉症対策、万全で乗り切ってくださいね。
今日もケリー・マクゴニガル氏の著書、
を読み進めていきます。
もくじ
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退屈は健康に悪い?
ケリー氏は本の中で、ある大規模な調査結果を紹介しています。
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ある大規模な疫学調査
質問に
- 「非常に退屈」と答えた中高年の男性
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- その後の20年間に心臓発作で死亡するリスクが2倍以上高くなっていた
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イギリスでの9,000人、10年間の追跡調査
質問に
- 「大きな生きがいのある人生を送っている」と答えた人たち
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そう答えなかった人たちに比べ
- 死亡率が30%低かった
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これらの研究結果から、ケリー氏は
…………、ストレスが蚊なら牛も健康や幸せに害を与えるとは言えない理由がわかります。また、ストレスの多い生活を恐れるべきではないことも納得できるでしょう。人びとが生活の中で大きなストレスを感じることが、もっとも生きがいを感じることと重なっている場合には、そのストレスがむしろ健康に役立っているのは明らかです。
と述べています。
印象に残るのは「ストレスがむしろ健康に役立っている」という言葉です。
今まで、運動の指導者として、私が講習等で学んできたこと、そして、そのことを伝えてきた立場として、考えを覆される言葉です。今まで認識してきたことと、まったく反対のことをケリー氏は述べています。しかも、ちゃんと調査したデータを元にして。納得せざるを得ないとという気持ちと、半信半疑がまざった、複雑な感覚になります。
私の中で繰り返し反芻して、時間をかけて、また、これらの事実を踏まえた上でストレスの経験をさらに積んでいくと、自然に理解できるようになるのかもしれません。理解が進むのを待ちたいと思います。
また、
「ストレスは体に悪い」「なぜなら死亡リスクが高くなっている」
などといったことを過去に聞いた気がしますが、これらの言葉は次のように、完全に反対に
「ストレスがないことは体に悪い」「なぜなら死亡リスクが高くなっている」
と言い換えることができそうです。
ストレスを見直すエクササイズ
ここで、ケリー氏はエクササイズを提案しています。私にとっては、とても時間がかかりそうなエクササイズですが、皆さんはどうでしょうか。
エクササイズは以下の通りです。
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ストレスを見直すエクササイズ
◼︎あなたにとって最も大切な
- 役割
- 人間関係
- 活動
- 目標
をリストに書き出す。
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◼︎自分自身へ問いかける
- 「このなかでときどき、もしくは頻繁に、ストレスを感じるものはありますか?」
- 「あなたの人生で、生きがいと共に大きなストレスを感じているものががありますか?」
- あるなら、なぜ生きがいを感じるほど大切なのか書いてみる
- その生きがいを突然失ってしまったら、あなたの人生はどうなるか想像して書いてみる
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いつも問いかけているわけではありませんので、自分で問いかけ、自分で答えるだけなのですが、時間がかかってしまいます。
大切なことなのに、日頃頭の隅っこに置いているということなのだと思います。
日頃私は、細々したことについ目が行き、気持ちも行ってしまい、つぎつぎに入ってくる情報や、予定にエネルギーを使い果たしている気がします。
皆さんはどうでしょうか。
簡単に書けたあなたは、心根にしっかりと信念や大切なものがマインドセットされているということになります。
私同様、書き出すのに時間がかかったり、わからなかったりしても大丈夫。これからマインドセットしたり、忘れていた大切なことやものを再確認すればいいと思います。
このエクササイズ試してみてくださいね。
ではまた、次のブログで。