運動の「依存症」2
運動の依存症は生活に支障をきたさない限りあった方がよさそうです。
自分の気持ちをいつも明るく保ち、家族や知人との連帯感や絆を幸せと感じることができるからです。
そのような気持ちを持ち続けるためには、運動は欠かせないということになります。
運動しながら協力し合うようなことができれば、さらに良いようです。
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運動依存症にする
さて、運動を依存症的にするためには、
言い変えると「運動はやめられない」とか「病みつきになってる」状態になるにはどうしたらいいでしょう。
心や体調を整える運動を習慣として持てたら、人間としての底力が増して、常に自信や行動力、やさしさが手に入りそうです。
ケリー氏の著書
ではラットを用いた実験が紹介されています。
実験
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■実験
ラットをランニングホイールで走らせた
- 距離=1日10km
- 期間=1か月
⇩
結果
- コカインやモルヒネを毎日投与した場合と同様の効果が確認された
<行動>
ラットを24時間ランニングホイール引き離す
↓
またランニングホイールに接近できるようにした
↓
- また夢中になって走り続けた
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■その他の実験
運動中毒の分子スイッチをオンにする実験
<ラット>
・期間 2週間走らせる 中毒の分子スイッチ オフのまま
・期間 6週間走らせる 中毒の分子スイッチ オンになる
※6週を超えたころから走る距離が日増しに増えていく
※脳の神経信号が、走ることに夢中になっていることを示す
<運動不足の人>
・高強度の運動をさせる
・6週間後に最も楽しくなった
<ジムの新規会員>
・頻度 4回/週
・継続期間 6週間
続けると、新しい運動習慣が定着することがわかった
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運動を続ける答えの一つがわかった!
なんと、ジムの会員さんをやめさせない頻度と継続期間の答えの一つがここに書いてあるではありませんか!
ジムで働いているときにこのことを知っていたら、働き方が違ったかもしれません。
それは置いておいて、
ジムに入会した、
ヨガ教室に通い始めた、
ジョギングを始めた、
市民プールで水泳を始めた、
ウォーキングを始めた、
等、今まで運動に縁がなかった人が運動を始める場合、最低6週間は続けると、続けられる可能性が高いということになります。
想像するに、上記実験の中のジムの新規会員さんの中には3回/週しか来れなかった方、1回/週しか来れなかった人など含まれるはずです。
個人的には、頻度(週に何回利用するか)が落ちても、期間がさらに長くなればいい意味での「中毒」になれるのではないかと想像します。
薬物で脳を中毒にさせるのはあっという間らしいのですが、
運動の中毒はかなり時間がかかるというのが、運動と薬物の大きな違いの一つのようです。
薬物の中毒と似ているというのは少し気持ち悪いのですが、全部が似ているわけではないようです。
明日はそのあたりに触れてみようと思います。
それではまた明日のブログで。