Hayama Ranのブログ

読んでメリハリボディをつくる

訳者のあとがき

ケリー・マクゴニガル氏の著書

 

全部の内容をお伝えすることは到底できませんが、「読んでくださっている方にお伝えしたいことは書けたかな?」と思っています。

しかしながら、伝わっているかどうかわかりません。近しい人にしか分からない表現もあったかもしれません。そもそも語彙が貧弱で表現力が足りないことでわかりづらかったかもしれません。また、心理学の専門家ではありませんので勘違いしていることもあるかもしれません。

感想やご指摘また、こんな話題について書いてもらいたいなどありましたらお気軽にお願いします。

 

さて、この本の訳者が、あとがきで言葉を選んでまとめていましたので、引用して紹介したいと思います。

 

この訳者は神崎朗子氏。これまでにケリー氏の著書を、3冊訳されています。

ケリー氏が4冊の本を書いていて、2冊目の「人生を変える教室

 

 

」以降、「ストレスを力に変える教科書

」に続いてこの「人生を変える運動の科学」を続けて訳されています。

 

私は、「人生を変える教室」をオーディオブックで聴いて、本を購入し、当初訳者のことはあまり気にしませんでした。神崎氏はケリー氏の著書に触れることがきっかけで、ヨガを始め、いまでは生活に欠かせないものになったようです。運動習慣を持っている私、かつて指導していた私としては、身近な方に感じられます。

 

 最初に訳された「人生を変える教室」が印象的だったので、これら3冊に触れるうちに訳者のことも気になり始めました。誰よりも繰り返し読んでいらっしゃるからでしょう、最後の後書きでずばりまとめていますので以下に引用します。

 ここでいう「喜び」とはplesure(快楽)ではなく、本書の原題『The Joy of Movement』にもあるjoy(幸福感にあふれた喜び、歓喜)だ。そして本書のテーマはずばり、「運動」である。なぜなら、運動は心身の健康や回復に役立つだけでなく、人と人とのつながりやコミュニティの絆を深め、社会のウェルビーイングに貢献するからだ。

 体を動かす喜びの大部分は人とのつながりがもたらす喜びであり、うつ病や不安症への効果も高く社会的孤立を防ぐ効果もある。つまり、運動の喜び、体を動かす喜びを味わうことは、人間らしく生きていくために必要なことなのだ。「本書はあらゆる運動と人間性を讃えるラブレターだ」と著者は語っている。

 ひとりで走っていてもランニングハイは味わえるが、面白いことに、ダンスやヨガやズンバなど、グループで音楽に乗って体の動きを合わせると、さらに大きな高揚感や喜びを味わうことができる。しかもつく筆すべきは、運動がもたらす心理的・社会的な効果は、身体能力や健康状態とは関係がないことだ。体に障害のある人や、ホスピスケアを受けている人、パーキンソン病の人々にも、同じような効果が現れている。

 また、自然の中で体を動かすと明るく楽観的な気分になれる。自然との触れ合いを求めるのは人間の本能であり、野外で過ごす時間を定期的に持たないと、意識が外側に開かれず、ネガティブな思考にはまってしまうのだ。公園などの緑地の手入れを行うボランティア活動は、コミュニティの形成に役立つだけでなく、地域住民の精神衛生にも貢献することがわかっている。

 本書には数多くのストーリーが登場するが、過酷な障害物レース「タフマダー」 や、ウルトラマラソンの参加者たちの体験談はとりわけ興味深く、示唆に富んでいる。じつは近年、世界的に急増しているウルトラマラソンの参加者には、うつ病、不安症、トラウマ、依存症などの既往歴のある人が多い。うつ病になると日常の喜びが感じにくくなるが、自然の中で体を動かすことで、「筋肉から、希望が生まれる」のだ。そして、最も過酷な状況で互いに助け合い、時に思わぬ喜びの瞬間を味わうことで、苦しみを乗り越えていく。

 

「人生を変える運動の科学 (原題:The Joy of Movement - H

OW EXERCISE HELPS US FIND HAPPINESS, HOPE, CONNECTION AND COURAGE)」では

もっとたくさんの情報が学べます。

是非、キンドルや本で手にして見てください。

 

この本を読み、運動習慣のある豊かな人生を手に入れていただきたいと思います。

 

それではまた、次回。