Hayama Ranのブログ

読んでメリハリボディをつくる

ダイエットは体重を増やす行動

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タイトルは、ケリー・マクゴニガル氏の

 

 にある見出しのとおりのタイトルにしました。

こう書かれています。

 

 アメリカの国民は長いことダイエットに励んでいますが、体重を減らす方法としては、ダイエットはまったく役に立ちません。2007年の食事制限及びカロリー制限に関する研究結果のまとめでは、ダイエットによる減量効果や健康上のメリットはほとんど認められず、むしろ害になっていると発表されました。

 ダイエットをした人のほとんどは、やがてダイエット中に痩せた分の体重が戻ってしまうばかりか、むしろ逆に増えています。実際、ダイエットは体重を落とすよりも「増やす」効果の方が大きいほどです。ダイエットをした人は、同じ体重でもダイエットをしなかった人に比べ、体重が増える傾向がみられます。

 数々の長期にわたる実験の結果、体重の増減を繰り返すようなダイエットは、血圧やコレステロール値の上昇や、免疫システムの低下をもたらすとともに、心臓発作、脳卒中、糖尿病などの原因による死亡のリスクが高まることがわかりました。 

 

アースキン氏をはじめとする多くの研究者は、ダイエットがうまくいかない原因を突き止めました。

 

それは、「太りそうな食べ物を禁じること」です。

(※「このブログは読まないで」1~4まで参照)

なぜなら、ある食べ物を避けようとすれば避けようとするほど、その食べ物のことだけで頭がいっぱいになってしまうためです。

 

また、多くの人が太りそうな食べ物を制限することがダイエットに効果的に思えるのは(おそらく100人に尋ねたら90人はそう思っていると思います)、ダイエットの最初のうちは、その食べ物のことを考えないようにすることで、ダイエットがうまくいっているように感じるからだ、とアースキン氏は指摘しています。

 

昨日の「このブログは読まないで! 4」で紹介した実験で、

・「チョコレートについて思っていることを何でも自由に口に出

  してください」と言われた人たちがチョコレートのことを考えた

  回数が52回

・「チョコレートのことは一切考えないでください」と言われた人た

 ちがチョコレートのことを考えた回数が9回

 

と、考えた数が少なかったにも関わらず、後者の方が試食した量が多かったのも理解できます。

「チョコレートのことは一切考えないでください」と言われ何か別のことを考えるようにしているうちに、時間が経つにつれ、少しずつ頭から離れないようになっていくのでしょうね。

 

 

さて、「あきらめる」という解毒剤(「このブログは読まないで! 3」参照)を使って、考えることを許したとして、ダイエットしている人がスイーツのことを考えて、それでも食べたくなった時どうすればいいでしょう。食べるべきでしょうか。

 

実験者は不明ですが、次のような実験が行われたそうです。

……………………………………………………………

・ハーシーズのキスチョコが入った透明な箱を100名の学生に配布し48時間持ち歩く意志力の実験

 ルール:箱の中のキスチョコはもちろん、他のチョコレートも48時

     間食べてはいけない

 

 グループ1 「キスチョコを食べたくなったら、気を紛らわして、

        食べたいと思ったことを自制心が足りないと反省

        しなさい。」とアドバイス

 グループ2 「考えないようにすると余計意識に浮かぶことが実験

        でわかっているので、キスチョコが食べたくなった

        ら、食べたい気持ちを無理に打ち消そうとせず、チ

        ョコについて思ったことをすべて受け入れましょ

        う。ただし、思った通り、感じたとおりにふるまう

        必要はありません。」とアドバイス

             ⇩

           結果

  

 グループ1 ・悲劇だった※

       ※本文中には悲劇だったとしか書かれていませんが、

        おそらく、食べてはいけないキスチョコをつまみ食

        いしたり、キスチョコ以外のチョコを食べたり、チ

        ョコ以外のスイーツを普段より多く食べたりしてい

        たのではないかと推測します(筆者)。

   

 グループ2 ・チョコレートが食べたいという欲求が起きた回数が

        最も少なかった。特に、普段食べ物に自制心が働か

        ない人たちが少なかった。

       ・誰一人、箱の中のチョコをつまみ食いしなかった。

……………………………………………………………

 

どうも、こういうことのようです。

 

・食べてはいけないと決めたものを食べたいという衝動は認める

 「ああ、今どうしても食べたいと自分は思ってる。気を紛らわして

  もより食べたいと思うだけだ。食べたいと思っていることを認め

  よう。」

          ⇩

・目標を再確認して選択する。選択権は自分が持っている。

 「そうだった、私は5㎏減量するために頑張っていたんだった。食

  べたいと感じるのは人間だからしょうがない。でも、今食べるべ

  き食べ物じゃないよね。」

 

 

「どうしても食べちゃうのよね」をやめられない人の気持ちが、私の頭の中では当初こんなイメージだったものが

 

 

       衝動        ⇒     行動

 「我慢できない!食べたい!」  ⇒  「食べちゃえ!」

 

  この本を読んで冷静に考えると

 

   衝動   ⇒     選択   ⇒     行動

 「我慢できない! ⇒   食べる  ⇒ 「今は食べない」  

  食べたい!」      食べない

             ※選択可能

 というイメージに変わりました。

 

「選択」の時に大切なものは、目標だったり、価値観だったりするのでしょう。

「なぜ食べないを選んだかそれは-」となるのだと思います。

衝動⇒行動のパターンには目標や価値観は存在しないですもんね。

 

少し長くなりましたが、今日のブログはここまで。

ではまた明日。

 

 

 

 

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