失敗した時のルーティンを決めておく
昨日のブログで、自分をなぐさめるとどうにでもなれ効果ーもうどうでもいいや、ダイエットなんてやめちゃえーを緩和できることがわかりました。
ダイエットに限らず、「失敗した」と思った時のルーティンを決めておくと、失敗した後の行動が正常な行動になると思います。失敗から学び、成功へと気を取り直して頑張ることができます。
ケリー・マクゴ二ガル氏がその著書
スタンフォードの自分を変える教室 [ ケリー・マクゴニガル ]
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で心理学者がこんな心のエクササイズを用いていると述べています。
※必ず、文字や言葉にしてみてください。
誘惑に負けたり、問題を先延ばしにした時のことを具体的に思い出して、以下の3つの問いかけをしてみてください。
①「どんな気持ちがする?」と自分に問いかける
②「人間だもの」と問いかける
③「(同じような失敗をした)友達にはどう言葉をかける?」
というもの。
①では、具体的には
・胸の中にある思いはどんなもの?
・思い出すと出るカラダの反応がありますか?
・自己批判の気持ちがある?
自己批判の気持ちがあるならどんな言葉で表現できる?
と、落ち着いて考えていけば自分の心の中を見つめられると言っています。
②では、
…誰でももがき苦しんだり、理性を失ってしまったりすることがあります。でも、それだって人間ならば当たり前のことで、特に自分自身に問題があるせいではありません。よく考えればその通りだと思いませんか?あなたが好きな人や尊敬する人で、同じように苦しんだり失敗したりした経験のある人はいないでしょうか?そんな風に考えてみれば、自分を批判して自信を無くすようなことが減るかもしれません。
と言っています。
③では、
親しい友人にどう声をかけるか、どう励ますかを考えて言葉にしてみましょうと、言っています。
なるほど、自分の親しい友達以上に親しい自分に、励ます言葉をかけるなんて、考えたこともありませんでした。
「自分に厳しく、他人にやさしく」
とよく耳にしますが、意志力を根っこから鍛えようと思ったら、失敗したとき、自分をなぐさめ、自分自身を励ますことが最善策だとこの本で確信しました。
この本を読んで以後、失敗があったとき、お客様の応対でクレームがあったとき、勘違いをして謝らなければいけない時、先延ばしをすることが少なくなったようです。
また、失敗による「恥」「罪悪感」が軽くなっていることに気づかされます。
紹介した、3つの問いかけ。
ぜひルーティンにして意志力のトレーニングをしてみてください。
時間はわずかにかかりますが、お金は一切かかりません。
「失敗して落ち込んでて…」
なんて方は、やけ食いする前に、この心のエクササイズを是非試してみてください。
結果的に「やっぱりやけ食いしちゃった」でも構いません。
エクササイズを継続して、自分の行動がどう変わっていくか、1年、2年と観察してみてください。
意志力が強くなった自分に気づく日がきっと訪れると思います。
ではまた、明日のブログで。