脳の報酬システム2
ドーパミンを大量に放出させ、しかも繰り返し放出させる策略がありふれているとケリー氏は述べています。
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食べ物を販売する会社は繰り返し購入してもらえれば収益が上がります。化粧品、精力剤やサプリメント、ブランド物のバッグや衣料品、フィットネスウェア、フィットネス器具…もそうです。
どの分野でもパッと見て「ほしい」「手に入れたい」と思わせるものばかりです。見た人にドーパミンを出させるパッケージや、デジタルサイネージ、マネキンです。
真っ先にドーパミンを出させる広告があったのではなく、どうやったら購入してもらえるか試行錯誤しているうちに現在のような「見た瞬間(嗅いだ瞬間や聴いた瞬間)ドーパミンを大量に出させる」広告に変わっていったのでしょう。
お金を使うことがすべて悪いわけではありませんし、すべての広告やパッケージが悪いわけではありませんので、気分を悪くされた方はごめんなさい。
「つい買いすぎちゃった」と入店前まで買う予定のない商品がバスケットの中に入っていたら、きっとドーパミンの罠にはまったと思っていいでしょう。
また、ネット広告、YouTube広告、携帯のゲームの広告品を購入したことがありますか?購入したことがあるなら、この場合もそうです。
ケリー氏は、この、ドーパミンを放出させる巧みな「罠」が潜んでいるか探してみましょうと、受講生に宿題を出しました。
受講生の答えを紹介する前に、自分の周りでも具体的に探してみましょう。
お酒でしょうか。
お酒だったら、ビール?日本酒?ワイン?焼酎?
食べ物でしょうか?
チョコ?ポテチ?から揚げ?焼き鳥?カップ麺?
SNSでしょうか?
Facebook?Instagram?Twitter?LINE?
思わず、あなたが注意を引き付けられるものは何でしょう。
自分自身がひきつけられるものが「何なのか」がわかってくると自然に解決に近づいていきます。
今日はこの辺で。
また明日のブログで。