意志にかかわる3つの力
意志には3つの力がかかわっていると、ケリー・マクゴニガル氏は述べています。
それは
「やる力」
「やらない力」
「望む力」
というのです。
こういうことのようです。
「やる力」
目標に対して行動を起こす力。
例)引き締めたい→ジョギングをする。
「やらない力」
目標にブレーキをかける行動をしない力。
例)引き締めたい→間食をやめる。21時以降の間食をしない。
「望む力」
目標から外れそうになった時、自分が本当に望んでいることを思い出す力
例)引き締めたい→スキニージーンズを履く、来年の夏に自信満々のカラダで海に行く
例えば
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
インスタで見た、おいしいと噂のあのレストラン、一度行ってみたいと思ってた。友人から『今日の夜食べに行かない?』と誘いのメッセージ。
昨日からダイエット始めた(目標:30分/日ジョギングする 3か月外食しない=5年前に買った1回履いたっきりのお気に入りジーンズをもう一度履く)ばっかりだけど、どうしよう?
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
なんてことありませんか?
①迷わず行く
②ちょっと迷ったが、明日、挽回すればいいから行く
③ちょっと迷ったが、昨日のダイエット宣言(「3か月外食はしない」)通り、行かない
さあ、あなたはどの選択をしますか?
この選択をするとき、「する力」、「しない力」、「望む力」の力関係をみると、
①:目の前の魅力的なものに一瞬で虜にされ、「する力」、「しない力」、「望む力」は完全に目標から離れてしまった。
②:「する力」-30分/日 が少しだけ働き、「しない力」-3か月外食しない も少しだけ働き、「望む力」-お気に入りジーンズをもう一度履く も少しだけ働いたが、「明日挽回すればいい」と言い訳したとたん、3つの力より、よりレストランの魅力のほうが大きくなった。
③:「する力」-30分/日 が少しだけ働き、「しない力」-3か月外食しない も少しだけ働き、「望む力」-お気に入りジーンズをもう一度履く も少しだけ働いたが、「これが毎週だったら、全然目標に近づかないよね。」と考え直し(レストランでの会食の価値<3か月後の自分の目標の価値 となり)、「する力」が強くなり、「しない力」強くなり、結局行かないことにした。
3つの力がどんな力か理解できましたか?
この3つの力は心理学的にもわかっていますが、生理学的にもわかっていて
脳の
前頭前皮質上部左側 「やる力」
前頭前皮質上部右側 「やらない力」
前頭前皮質中央少し下「望む力」
がそれぞれ担っているそうです。
「やらない力」でわかりやすい例は
「車の運転中に、携帯電話の着信音が耳に入ってもすぐに出ない」のは、この「やらない力」が働いているからです。
「望む力」は前述にもありますが、「自分が本当に望んでいることを思い出す力」です。
時々、作業に夢中になり「これ何のためにやってたんだっけ」なんてことがありますが、「そうだった」と思い出したとき、「望む力」が働いた瞬間です。
「3つの力がわかったらどうなる?」となりそうですが、
まずは、この3つの力が自分の中に(誰にでも)あるということを理解していただければ今日のブログを書いた甲斐があります。
続きは明日のブログで。