ランナーズハイ 2
サイクリングに行ってきました。
朝方雲が多かったのと、スマホの充電量が30%だったので充電していたら10:00出発予定が11:40になりました。
止まらずに乗り越えられるだろうと見積もった坂は、思ったよりキツく2回ほど下車して歩いて目的地につきました。
それでも山頂にある公園に着いたときは、
・病気からよく回復したものだ
・やり遂げた
・5回くらいチャレンジしたら登れるようになるだろう
・アウトドアで体を動かすことは心が洗われる
そんな感じがしました。
さて、昨日からのお題「ランナーズハイ」どうだったのでしょうか。
登りくだりがあり目的地まで1時間弱かかりました。
息もかなり上がりました。
・自然の中を通り抜ける気持ちよさ
・自転車とすれ違うと笑顔で挨拶した
・ウォーキングしている人と笑顔で会話した
・強い幸福感はなかった
・「到着地までいけない気がするか」と自問自答すると「あり得ない」という答えだった
到着後は
・公園で、日差しを楽しんで、テントを張ってくつろいでいる人たち、ボール遊びをしている家族を見ると癒された
・今日行った公園の近くに昔住んでいたので、住んでいた頃のことを思い出して行ってみたくなったり、思い出に耽った
私が考える幸福感とランナーズハイで感じる感覚がずれていたのかもしれませんが、前向きな気持ちや達成感がありました。
そのあとの公園で親子で遊んでいる姿をみて、声をかけたくなったり、また、公園への上り坂を、ジョギングで登っていく70代くらいの女性に声をかけたくなる衝動があったことは間違いありません。
周りの人に愛情があふれてくる、と言われる状況だったのかもしれません。
研究によると、ややきつい運動を継続して行わないとランナーズハイは起きないと言われています。
ケリー氏の著書
には、ランナーズハイが起きる最新の理論として
・原始人が狩猟や採集に励むための報酬
と述べられています。
詳しく書かれていませんが、私の想像では、狩りや採集で手に入れた食料を気持ちよく分け与えられる社会性を持った人間が生き残って現代に至ったんだと思います。
獲物を追いかけ、手に入れる喜び。息をあげながら追いかける際に気持ちよくなり、獲物を手に入れてさらに気持ちよくなり、集落に帰ってくると、分け与える気持ちよさを持った人間が生き残ってきたのだと思います。
また、
採集なども、斜面を登って集め、集めたものを担いで集落まで戻る等をして、現代のウォーキングとはかなり違った、かなり息の上がる歩行をしていたのではないかと思います。
原始人が持久力を持たざるを得ない状況が200万年前起きたようです。
気候変動により、地球の気温が低下して、森林地帯が減少し草原が出現しました。
以前よりはるかに広範囲を移動して、獲物を追い、木の実を採集しなければならなくなりました。
このころ、走って移動距離を伸ばす必要があったようです。
骨格の化石がそのことを物語っていて、
・400万年前の猿人
・直立歩行をしていたが樹上での生活時間が長かった
・曲がった足は枝をつかみやすいよう親指が長かった
・走るのには適していなかった
・100~200万年前
・猿人に比べて大腿骨が1.5倍長い
・肩幅が広い
・前腕が短くなっている
・扁平で地面を蹴りやすい足
へと走りやすい体型に進化したと述べられています。
・大きな大殿筋
・長いアキレス腱
・人間は他の霊長類に比べて遅筋繊維が多く、持久力に優れてい
る
・走ることでミトコンドリアが増え、多くの酸素を使ってエネル
ギー産生をする
・霊長類の中で唯一、走っても頭がぐらぐらしない項靭帯(=こ
うじんたい 頭蓋骨の底部と脊椎をつなぐ繊維性膜)を持って
いる(オオカミや馬などの走る動物に備わっている)
などが、「人が持久系アスリートとして進化してきた」ことを示しているとケリー氏は述べています。
走って獲物を追いかけたり、険しい斜面を登って木の実を摂って持ち帰ったり、分け与える喜びを200万年くらい続けてきた最先端に私たちがいます。
200万年後、生活の様式が変わったからと言って、持久系アスリートの生き残りが私たちなのですから、持久性の必要な運動が―ジョギング、サイクリング、水泳などー苦手なわけはなさそうですね。
持久系の運動が苦手という人は、200万年前に想いを馳せ、チャレンジしてみてはどうでしょうか。
ただ、いきなり長時間は苦痛でしかありません。できる時間で、スタートしてみてください。
「持久系アスリート」の名残で、だんだん持久力が上がっていくのがわかると思います。
※フィットネスクラブやジムに通っている人はインストラクターにアドバイスをもらってくださいね。
1~2回/週、1か月もすればどの運動でも「ランナーズハイ」がわかっていただけると思います。
今日はこの辺まで。
ではまた、明日のブログで。