しようとしただけでした気になってしまう
「ダイエットの目標達成のために計画を立てた。よし、目標達成に向けて頑張るぞ!」
と宣言したら、なんだかものすごく達成感があって、目標に向けて前進したかのように満足してしまう、なんてことありませんか?
そして、宣言した後、
「今日だけスイーツいいよね。」「明日から頑張るからドーナツ1個だけいいよね。」
とダイエットと真逆の行動をとってしまう。
ダイエットや夏に向けてのカラダ作りにチャレンジしたことがある人は、そんな行動をとったことがないでしょうか。
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には、対処法が記されています。
でも、その前に面白い実験結果を見てください。
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■誘惑に負けなかった時のことを学生たちに思い出してもらった
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そのあと70%の学生が自分を甘やかすような行動をとった
■学生たちになぜ誘惑に負けなかったのか理由を尋ねた
⇩
そのあと69%の学生は誘惑に負けなかった
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というのです。
詳細は記されていませんが、
質問とそのあとの行動について調べたのでしょう。
最初の質問では、学生自身が誘惑に負けなかったことを思い出し、
「よくがんばったよね」→「頑張った分、少しだけご褒美いいよね」
となりやすく
2番目の質問では
目標を思い出させ、「望む力」(※「意志にかかわる3つの力」2020-10-16のブログ参照)を増大させて、目標達成へ向けて行動できるようになるとのこと。
周りから、どんな質問をされるか、もしくは
自分自身にどう問いかけるか
によって行動が変わるなんて面白いですよね。
でも、人からどう尋ねられるか、もしくはどう自問自答すべきかを知っていると行動を変えられる可能性があります。
家族、ジムのインストラクター、ジム仲間から
「よくがんばったね」
→「私、そんなにがんばったんだね。人から褒められた。お世辞でもうれしい」
で受け止めると、ジムの帰りに、思いがけずスタバのキャラメルスチーマーを注文している可能性が高まる
「よく頑張ったね。目標何だったっけ?」
→「よく頑張った。それは私に常に目標が見えていたから。これからも目標から目を離さないで努力する。」と自省すると、ジムの帰りにスタバがあっても”ご褒美”がそんなに楽しいもの、おいしいものとは思えなくなります。むしろ、目標達成を妨げる脅威のように感じるわけです。
運動によるダイエットやカラダ作り(フィットネス等)で、何度か挫折した方、もしかしたら、自分で失敗するような自問自答をしていませんでしたか。
また、
周りの人から「よく頑張ったね。」とだけ褒められていませんでしたか。
もしこのブログを読んで、ダイエットやフィットネスに再チャレンジしてみようと思った方は、
「今日、これだけがんばったから、少しだけご褒美いいよね」
と言っている自分に気づいたら
「なぜ、頑張ってるんだっけ?」
と、その理由を思い出してみてください。
続きは明日のブログで。